路上ライブを止められた時のエピソード
半年ほど、新宿駅南口での路上ライブを追いかけていますが、先々週と、昨日は、ついに、警備員さんに止められました。
11月の末から、それまで、それぞれにパフォーマンスをしていた、他の路上ミュージシャンが一組もいなくなったので、仕方ないのかなと思います。
(それでも先週は止められず、最後の寄せ書きもできました。)
逆に、あれだけ目立つ男性が9人で歌い踊っていて、ギャラリーには、新宿駅南口では異彩を放つ、見るからに歌舞伎町ホストな人たちもいて、今までずっと注意されなかったことが、不思議なぐらいです。
それに最近は、通りすがりでなく、路上ライブがあることを知っていて意図的に集まる女性も、私を含めて増えてきたので、まあ、仕方ないでしょう。
そんな、止められた時のエピーソドです。
まず、警備員さんの名誉の為に書きますが、彼は必ず、演奏が終わったタイミングで登場します。途中で演奏を止めさせるような無粋なことはせず、良きタイミングで現れます。
警備員の制服は着ていますが、粋な男性なんだと思います。
そんな警備員さんにはじめて止められたのは先々週です。
2曲めが始まるところで、メインボーカルの陸さんは、目の前に警備員さんが来ても、一切声の調子を変えず、何事もないかのように歌の始めのセリフを続ける豪胆っぷりでした。
そういうのも、私は嫌いではないですが、ちょっと挑発的だなと思ったところで、リーダーのナイトさんが止めに入いりました。
ナイトさんが「終了」と言って、素直に陸さんは歌を止めたので、大事にならず、その日のライブはそこで終わりました。
そして、昨日は、ライブも後半というところで止められました。昨日に関しては、2回目ということもあるので、素直に演奏を止めました。
メンバーたちは警備員さんに注意されていたのですが、まるで幼稚園児のような素直さで、リーダーのナイトさんが「ごめんなさい」と警備員さんに頭を下げました。
陸さんをはじめ、他のメンバーも一緒に頭を下げたので、すっかりその場が丸く収まりました。
あんなにたくさんの男性が一度に頭を下げたのは、はじめて見たし、すごい光景でした。私はどんな目線なのかわかりませんが、ナイトさんのリーダーシップとバランス感覚がすごいなと思った出来事でした。
一応、私の推しメンは伯爵なので、伯爵のことも書くと、最初の頃は「かまちょ」の踊りを覚えていなかった彼が、今回はしっかり踊れていたのがよかったです。
あと、これはマニアックな情報ですが、リーダーのナイトさんと伯爵は、ユニットが始まるよりずっと前、一時期、兄弟という設定でホストをやっていました。
お店で聞いたのですが、伯爵がお兄さんでナイトさんが弟だったそうです。伯爵が横暴すぎて、ナイトさんがその設定は嫌になったみたいです。
今でも二人の仲の良さは、ライブハウスでのライブのMCからも伝わってきます。
ちなみに、伯爵とナイトさんは設定上の兄弟でしたが、メンバーの薫さんと剣心さんは本当の兄弟です。
※ナイトさんは「騎士」と書いてナイトと呼びます。騎士は名前です。役職は社長で、ユニットのリーダーです。
※伯爵は、カツヤ伯爵です。伯爵は名前ではないので、呼び捨てにしているわけではありません。伯爵は役職名です。
昨日の、止められる直前の曲はハッピーバースデーシャンパンコールでした。誕生日の人はいませんかということで、名乗り出たのが写真中央の男性で、誕生日を祝ってもらえました。