生まれて、出会えて、ありがとね
生まれて、出会えて、ありがとね
いい言葉ですね。「ハッピーバースデー 〜シャンパンコール」の歌詞です。
女性のお客さんの時は、勝手にカメラを向けるわけにはいかないので、この日はここぞとばかりに撮らせていただきました。
12月は、歳末助け合いであったり、ジョン・レノンのイマジンの季節であったりと、そういう時期ですよね。
ちょうど、フランスの方では、悲しい出来事も起きていて、そういうことを意識することが増えましたね。
ちなみに、今回のフランスでのテロを受けて、ダライ・ラマはこんなことをおっしゃたそうです。
「私は仏教徒であるから、祈ることは大事だと考える。しかし、この問題は人間が作り出したものだから、神に解決してもらおうと祈るのは間違っている。あなたが作り出した問題だから、あなたが解決しなさい、と神も言うだろう。」
こないだ、ブライアン・シャイダーも同じようなことをおっしゃってました。
じゃあどうしたらいいかというと、案外、身近な人に、「生まれて、出会えて、ありがとね」と言うだけでいいのではと、思ったりします。
こんな言葉を誰かに言われたら、人を殺したりはできないですよね。
お金がなくても、シャンパンが実際には出てこなくても、路上で手拍子で、このコールをやってもらうだけで、すごく幸せな気持ちになります。
難民だとしても、まだ、震災の影響で元の家に帰れなくても、手を叩いて、誰かをお祝いすれば、気持ちが少し、変わらないかなと、思います。
世界平和は、悪者探しじゃなくて、想像してごらん、なんて、強制する時代でもなくて、たとえ嘘でも、心の中ではそう思ってなくても、 「生まれて、出会えて、ありがとね」と口に出すことからですね。